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防音・音漏れの問題をオフィス視点で考える

内装工事・空間デザイン 2019-12-25
防音・音漏れの問題をオフィス視点で考える

PICK UP

この記事のポイント

  • 音が漏れないためにする施工方法
  • 音を音でかき消す発想

防音・音漏れの問題をオフィス視点で考える

今回の記事では、「音漏れ」や「防音」について考えてみたいと思います。
仕事をしていて、会議室から聞こえる会議がうるさくて作業に集中できないことはありませんか?
また、会議中に会議室が完全密閉ではないために、外に漏れていることを気にして自由な発言や発想をためらったりはしていませんか?

音漏れが多いオフィスの場所はどこか?

「音漏れ」の問題をオフィス内で考えるときに、まず考えるべきなのは、「音漏れがするところはどこなのか?」ということです。
テナント同士で同じフロアの他社に音が漏れるのか、社内で音が漏れるのか、どちらなのでしょうか?
音漏れの問題を語るとき、大抵の場合で問題になるのは社内の音漏れです。会議室周りやサーバー周りなど、音漏れにより生産性が阻害されることが問題になります。

最も音が漏れるのは会議室周り

基本的に音が漏れるのが業務的に問題が出るのは、会議室周りです。会議室の中では、社員同士の機密性の高いやり取りや、外部のパートナーやお客様との個人情報や業務情報の交えた商談や打ち合わせなど、「会話を聞かれたくないニーズ」も非常に高いものがあります。そのようなニーズを満たすために社内スペースと会議室の境目はどのように施工していけば良いのでしょうか?

音が漏れないためにする施工方法1. 欄間クローズ

そこで、会議室と執務スペースとの境目に設置するパーティションは「欄間クローズ」にします。
「欄間」とは、「天井と鴨居との間に空いているスペース」という意味で、「欄間オープン」というのは、その部分が開口していること、「欄間クローズ」は、その部分が物理的に閉じていることになります。

会議室の機密性を高めたければ、「欄間クローズ」の施工方法で、天井までパーティションで閉じてしまうことをおすすめします。

音が漏れないためにする施工方法2. 壁施工の場合は中にグラスウールを入れる

会議室と執務スペースの間にパーティションではなく、新たに壁を施工する場合には、天井までスペースを埋めることはもちろんのこと、その壁の内部にもグラスウールという防音機能が高い建材を入れて、防音性をさらに高めることが必要でしょう

音が漏れないためにする施工方法3. 今ある壁の扉を防音扉に変える

例えば、会議室と執務スペースの間に元々パーティションがあるとします。それでも音漏れが発生する場合があります。その場合、大方の原因は扉の気密性・防音性が高くないことであったりします。
会議室の扉を防音扉にすることで、音漏れが収まる例が多くありますので、扉の見直しも必要です。

音が漏れないためにする施工方法4. 二重ガラスで壁を作る

意匠性の問題でガラスを利用している場合は、ガラスを二重ガラスにするというのも一つの方法です。最近、ガラスが壁になっている会議室をよく見ないでしょうか?
8m程度の二重ガラスで壁を作ってしまうことにより、機密性が増し、防音効果が高まります。
弊社の大阪オフィスも会議室をガラスで仕切っていますが、会議室内の声は執務スペースには聞こえにくいです。(弊社は二重ガラスではありませんが。)
環境により音漏れというのは変わってきます。

音が漏れないためにする施工方法5. 廊下を間に挟む

大抵の音漏れは、会議室が2つあるときに会議室が隣接している場合や、会議室と執務スペースが隣接している場合で起きます。
シンプルでクラシカルな方法ですが、スペースに余裕がある場合、この会議室同士や会議室と執務スペースの間に、「廊下」を作ってしまうのも効果的です。
廊下が間に入ると音漏れも減り、機密性が要求される業務には最適です。
オフィスレイアウトで防ぐことも可能です。

施工ではカバーできない、物理的には限界な場合

施工で音漏れ対策ができる代表的な5つの場合を挙げてきましたが、その施工が効果的にできない場合も数多くあります。
物理的に施工が限界な場所では、どのような方法で音漏れを防ぐことができるでしょうか?
例えば、欄間オープンになっているところで、欄間クローズに施工できない場合があります。
それが、パーティションの上部に空調設備があるときです。
空調設備が天井に据え付けられている場合、天井に対して物理的に閉じることができないので、欄間クローズにはできません。

そのように、物理的な工事の手が入れない限界もあり、オフィスの形状によっては、完全に防音するのが難しい場合も少なくはありません。

上部画像引用:サウンドマスキング | サウンドソリューション | コクヨ株式会社 より


「音を音でかき消す」という発想が求められる

そのように、「物理的に100%防音することは不可能」という前提に立った場合、どのように執務スペース同士の音を漏れさせないようにすれば良いでしょうか?

音を音で消す「サウンドマスキング」とは?

サウンドマスキングとは、空調音のようなBGMを敢えて流し、話し声などをかき消す効果を持った装置で、オフィス家具メーカーのオカムラや、音響機器のヤマハで取り扱いがあります。
施工が出来ず、音が漏れる場合でも、サウンドマスキングをすることで、その漏れた音がサウンドマスキングのおとで打ち消されて、会話の内容がわからなくなって、実質防音したのと同じ効果を得ることができます。
サウンドマスキング装置のメリットは、移転時に移転先のオフィスにも持っていけることです。物理的な壁施工だと、移転の都度設計施工が必要で、コストが余計にかかってしまいます。

サウンドマスキングをうまく活用して、防音施工箇所をなるべく減らしつつ、両者を並行しながら音漏れ対策をするとよいでしょう。

参考

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ミライズワークスでは、法律事務所や会計事務所など高度な機密性と防音性が求められるオフィス施工を数多く行ってきました。
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